唐突ですが活性酸素を説明したくなりました

 私のこれまでの仕事上のキーワードは『活性酸素(active oxygen)』です。その経験を元に、誰にでもわかるように活性酸素とは何かを説明してみたくなりました。お付き合いください。健康食品などの宣伝文句を見ていると、気絶してしまいそうな記述もあるので、活性酸素を正確に知って欲しくて思い立ちました。一年計画です。

 私は極度の喘息持ちです。喘息とはアレルギー反応の一つです。アレルギー反応というのは、身体が異物(自分以外の物質)に過剰な防御反応を引き起こすことです。アレルギー反応には『炎症』が伴います。

肺のイメージ図

 喘息とは、気道が狭くなって空気が肺に入ってこなくなる状態です。原因の多くはアレルギーで、私の場合はマウスの皮膚が原因でした。気道が狭くなるのは、気道に浮腫が起こってしまうからで、症状が進むと空気はさらに入って来にくくなります。また、激しい咳を伴うことや、喘鳴(ぜいめい)というヒューヒュー、ゼーゼーという音が出たり、最悪、呼吸困難になったりします。

経口剤

 私は夜だけでこれだけ薬を飲んでいます。ここに、ステロイド剤が加わります。アレルゲンに接しないことが喘息予防で最も確実な方法なのですが、私の周囲はマウスだらけなので簡単ではありません。マスクで完全ガードをしながら細心の注意を払不慮の事故は起こります。それを予防するのがこの薬たち。

吸入剤

 これは、喘息を防ぐ吸入剤です。飲むのではなく、肺に直接吸い込みます。ステロイド剤と気管支を開くお薬が入っています。気管支拡張剤が入っているので発作時にも使えます。回数制限がりますが

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 私が使っているマスクです。ほとんどのアレルゲンは除去してくれるはずです。個包装なので保管している間に汚染されることもないのが素晴らしいところです。息子が花粉症で、症状がひどい時に使うと、効果は抜群とのことでした。

炎症部位

 炎症時には、患部が充血のため赤くなり、熱感を感じ、浮腫や痛みを伴うこともあります。炎症は、身体の様々な白血球が働いて、細菌やウィルスなどの外部からの侵入者を排除し、体を修復するための手段です。

炎症の場では、白血球から『活性酸素(active oxygen)』が発生し、外敵を攻撃してくれると同時に、自分の自身にもダメージを与えてしまいます。これが炎症反応なのです。つまり、活性酸素は人体にとって良いことも悪いことをする、諸刃(もろは)の刃的な物質なのです。

様々な活性酸素分子種

 実は、炎症が起きなくても、酸素呼吸をしている生物であれば活性酸素は常に発生しています。この活性酸素から体を守ることを『抗酸化』と呼びます。『抗酸化』という言葉は一般的になっていています。しかし『抗酸化ってなに?』と聞かれて、スラスラと答えられる方は少ないのではないでしょうか。ネットや一般向け書籍では、『抗酸化とは活性酸素から体を守る機能である』と説明されています。確かにその通りなのです。でも、この説明はあまりにも漠然としすぎていて、頭の中に抗酸化のイメージを作り出すことは難しいのではないでしょうか。

 抗酸化、文字の示すとおり酸化を防ぐ力のことです。では、何が何を酸化するのを防ぐのでしょうか?あるいは、身体が酸化されると、どのような不都合があるのでしょうか?しばらくこのブログで活性酸素とは何かを説明をさせてください。そして、活性酸素の功罪に関してまとめていきたいと思います。

 次回は、細胞とはなにかについて。細胞のお話ををやっておかないと、活性酸素が出る仕組みが説明しにくいのでお時間をください。ちなみに、来年度の講義のネタ作りも兼ねてます。



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